第1回ピアノコンサートのお知らせ
2019年10月11日金曜日、県立中部病院でピアノによるロビーコンサートを開催します!中部病院にピアノがやってきて、約5ヶ月。ついに皆さんの前にお披露目できる日がやってきました。
ここで今回のピアノ搬入にまつわるお話を少しだけ。
2019年5月7日。県立中部病院に新しいピアノが設置されました。当院の音楽史に新たな1ページが刻まれました。
病院で音楽活動を続けてゆく上で、ピアノが病院にあることは大きな力になります。私は中部病院にも是非ピアノを置きたいと思い、3年ほど前から病院幹部の方と交渉を開始しました。しかし、ピアノは高額な上に設置場所の問題もありなかなか実現には至りませんでした。
しかし、今年に入って、話は大きく前進しました。沖縄県全域で活動するプロオーケストラ「琉球交響楽団」のご厚意により,中古のアップライトピアノをご寄贈いただけることになりました。ピアノの選定に関して、ハワイ大学ディレクターの安次嶺馨先生に相談したところ、「沖縄市の島ピアノセンターに行って、ピアノ調律師の長嶺由則さんを尋ねてみなさい。」とアドバイスをいただきました。早速、お店を訪問して長嶺さんにご挨拶しました。長嶺さんは「中部病院には以前、私の親族もお世話になりました。ここは一肌脱ぎますよ。サービスさせて頂きます」と仰っていただきました。
ピアノが弾けない私は、音の優劣を判定できないため、ピアノに詳しい3人の友人を引き連れて再度、お店を訪問しました。数台のピアノを何度も弾き比べ、音色や弾き心地を確かめて、最終的に購入するピアノを決定しました。
搬入当日は病院長をはじめ、各部署の部長、重鎮たちが集まり、慎重に位置を確認しながらピアノを設置しました。現場は終始笑顔で、希望に満ち、温かな雰囲気でした。
3年間の交渉が一つの形となったことを非常に嬉しく思うと共に、御尽力頂いた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。このピアノから沢山の名演奏が生まれ、患者さんやご家族、病院職員の癒しになることを願っております。
そして、10月11日、いよいよこのピアノを使って初めての院内コンサートを開催することとなりました。
ピアノ演奏者の簡単なご紹介です。
小鍋悠さん
フリーライター,司会や新聞記者の経験もあるマルチな才能をお持ちの小鍋さん。JAZZバンドでトロンボーンも演奏され、沖縄全域で大活躍されています。ピアノも即興でアドリブを入れて下さったり、遊び心満点です。
小鍋さんはピアノソロ2曲、ヴァイオリンとのコラボ2曲(エトピリカ、ノスタルジアなど)を披露してくださいます。
島田真衣さん
某有名病院の看護師をされています。小児科病棟ということもあり、毎日忙しいお仕事の傍らで、ピアノ演奏を披露してくださいます。彼女の音楽は推進力に溢れており、彼女の音楽からいつもエネルギーをいただいております。島田さんとは 川の流れのように、花を咲くをヴィオラとのコラボでお届けします。
あと、もう1人、当院の検査技師の比嘉かりんさんが出演してくださる予定でしたが、不運なことに、左手を負傷してしまい、今回、演奏することは叶わなくなりました。残念ですが、12月のクリスマスコンサートに期待しましょう。
私もヴァイオリン、ヴィオラを両手に抱えて共演予定です笑。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。