いのちの授業と映画「ピア」

本日は琉球大学医学部臨床講義棟で医学部の学生さん向けに、「折れない心を育てる、いのちの授業」をお話させて頂きました。講演の機会を頂いた石渡さんに感謝致します!
 若く、希望と夢に溢れる学生さんの力になりたいという一心でお話しました。講演時間はアイスブレイクを除くとちょうど90分に収まりました。皆さん、とても真剣で温かい眼差しで聴いて下さり感謝です。聴衆からいただくパワーはものすごいものがあります。授業後、学生さんから頂いた寄せ書きは私の大切な「支え」になることでしょう。

 昨日、浦添市で映画「ピア」を鑑賞しました。とても感動的で涙が溢れてくる映画でした。乳がんを患った初老の女性患者が「本当はまだ死にたくないのよ・・」と慟哭するシーンはリアリティに溢れていました。

 映画では、在宅医だけでなく、ケアマネージャーや薬剤師、訪問看護、歯科医師、歯科衛生士、理学療法士など様々なチームが対等の立場で患者さんの人生をサポートする様子が描かれており、今後の在宅医療普及への大きな原動力となる映画であると確信しました。

 主人公の男性医師が、ヒロイン役のケアマネージャーに「あんたになんか在宅医療をやる資格はない!やめちまいな!」と一喝され、心を入れ替えるシーンがありますが、リアルワールドで医師にここまで強く言えるケアマネはなかなかいないでしょうね笑。(心では思っていてもね、、、)それを素直に受け入れる医師もなかなか大したもんだと思います。

 私は、沖縄に暮らす全ての人が、たとえどんな病気を持っていても、どこで暮らしていても穏やかに過ごせるような社会を目指しています。これからも私にできるところから、少しずつ、活動の輪を広げてゆきたいと思います。

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