コロナ時代に生きる全ての人のため、、いのちの授業を開催しました。
2020年9月28日は私の職場で「折れない心を育てる 命の授業」を開催しました。
これまで何度となく行ってきたいのちの授業ですが、自分の職場で、全職員を対象に開催するのは初めてでした。当院の会議室はいわば「聖地」のような場所であり、ここで全職員向けに登壇することは私にとって一つの夢でもありました。
会議室1、2の壁を取り払い、十分な換気、感染対策を行いながら開催しました。
週明けの御忙しい中、65名もの職員が集まってくださいました。過去に開催したELC関連の学習会の中では2番目に大きな規模となりました。
玉城和光院長、照屋副院長はじめ、看護部長も足を運んでくださり、私が最もお世話になっている呼吸器内科部長、喜舎場朝雄先生もオンデマンドでご覧になってくださり、大変光栄に存じます。
中部病院の会議室で行われる様々なカンファレンス、講演は、演者、内容ともに全国でもトップレベルの質を誇っていると感じております。私にとって、この場所は「聖域」のような存在なのです。
今回はコロナウイルス患者を最前線でケアしてくださっている病棟の看護師さんをはじめ、地域連携室、医師クラーク、経営課、研修医など様々な職種の方々が集まって下さいました。
講演後のアンケート、フォローアップもしっかり行って、今後の臨床研究につなげてゆく予定です。
私が1年間に100人の患者さんを診療できたとしても、それだけでは世の中を変えてゆくことは難しいでしょう。しかし、エンドオブライフ・ケアの活動を通して、より多くの人が自信を持って苦しむ人へ関わることができれば、レジリエントな地域社会、沖縄を創ることができる可能性があると信じています。
私の名前などはすぐに忘れ去られても構わないのです。新しい地域社会が創られる、その礎になることができれば・・と願って活動を続けています。