誰かとつながる音楽
(写真は患者さん、関係者のご許可を得て掲載しております)
在宅で訪問診療をしている患者さんが
「是非、先生の演奏を聴きたいです」とおっしゃって頂いたので、ヴァイオリンを担いで訪問し数曲を演奏させていただきました。
コンサートホールに行けなくても、たとえ身体が動かなくても、人生の終末期であっても
ベッドのそばに生の演奏を届けたい、、
アマチュア音楽家だからこそできる活動なのかもしれません。
6月19日はお世話になっている、おしゃれなGarden caféでギター、コントラバス、ヴィオラによるTrioのコンサートを開きました。
Jazz曲を多く取りいれ、アドリブあり、コントラバスの回転ありと私たちも大いに楽しみました。練習・準備の時間もあまりなく、毎回綱渡りですが、本番の充実感は非日常的で至福の時間です。
芸術は、音楽は誰のためにあるのか?
自分のため?お客さんのため? 自問自答を繰り返しています。
誰かと思いを共有できた時、過去の作曲家と交信できた時、音楽はさらなる広がりを見せます。音には空間を振動させる力があります。
目に見えない振動を通して、人の心も共鳴しているのかもしれません。
8月13日には20年ぶりくらいに岡山で演奏します。
恩師である保科洋先生を慕うメンバーが全国から集まります。
保科先生の言葉「音楽は生きているんだ。」
保科先生の想いもまた、私たちの心に永遠に生き続けているのです。