ゆいまーるホスピスマインド

新年明けましておめでとうございます。皆様はどのような年末、お正月をお過ごしになられたでしょうか?

私は大晦日、元旦は終日、病院勤務でした。救急外来には発熱の患者が殺到しており、インフルエンザ陽性の患者が多数みられました。コロナとインフルのダブル流行が現実になっていることを感じました。

これまで呼吸器内科医として、肺がんをはじめ、さまざまな呼吸器疾患と向き合ってきました。

この世には治らない病気がたくさんあります。どんなに手を尽くしても病状は進行し、避けることのできない「死」という現実に直面します。それでもなお、患者さんや家族のために何ができるのか、、自問自答を続ける毎日です。

呼吸器内科の傍らで、在宅医療の仕事にも従事しています。

訪問診療では患者さんのありのままの姿、生活に触れることができます。一人一人がそれぞれオンリーワンの「物語」を紡いでおられます。それに触れることのできる喜び、物語を共に生きることのできる充実感があります。

家族、友人をはじめ大切な人たち、患者さん、仕事で関わる医療スタッフが穏やかな気持ちになれるよう、私は援助をしてゆきたい。そう心から思う2023年元旦であります。

誰かが誰かを思いやる温かな心「ゆいまーるホスピスマインド」の花を沖縄で、世界で咲かせてゆきたい。

今年も仲間と共に夢を追い続けたいと思います。

コメントを書く