新しい論文出ました!

ついにやりました!
訪問診療と医学教育を題材とした質的研究が論文として世に出ることになりました。今まで書いた論文の中で最も労力を費やし、そして最も熱い想いの詰まった作品です。 https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0218780

沖縄ハワイ医学教育フェローシップ以来、2年以上の歳月を要しましたが、ついに形になりました。質的研究の奥深さ、難しさを痛感しました。
 
今回の研究は、内科ローテイト中の医学生や研修医を訪問診療へ連れてゆき、直後に振り返りのdiscussionを行なったのち学びの内容や感じたことを記載してもらいました(reflective journal)。数ヶ月後にもう一度彼らと会い、訪問診療の経験や学びが日常臨床にどのように生かされているのか、いないのかをインタビューしました。集められたreflectve journalをテーマごとに分類して学びの内容を分析し,まとめました。

 査読が何度も何度も繰り返されました。査読のたびに新しいreviewerが出現し、前のreviewerが行方をくらましました笑。苦心してreviseした論文をrejectされ、心が折れそうになりました。研修医や学生の感想文の内容は非常にrichなものでしたが、それを英語で表現するのが大変難しく、native English speakerの先生に何度もお手伝い頂きました。
 
この論文を通して、沖縄県立中部病院が急性期医療、病院内での研修だけでなく、訪問診療を通じて患者の生活背景、地域とのつながりも学ぶことができる貴重な研修病院であることをアピールしてゆきたいです。

お忙しい中、論文作成を粘り強く支えて下さった尾原晴雄先生、貴重なアイデアを下さった高山義浩先生、私のプロジェクトを賞賛し導いて下さったRichard Kasuya先生に深く感謝いたしまます。また、richな内容のreflective journalを書いてくれた全ての研修医、医学生達に御礼申し上げます。

I finally made it !  Our manuscript ‘A brief home-based palliative care learning experience for medical students and resident doctors in Okinawa, Japan. ‘ has been accepted in PLOS ONE. I’d like to say thank you to all the people who supported our project.

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