いのちの授業開催のご報告
2021年2月20日 いのちの授業開催のご報告
今回は、「差別・偏見・いじめ・・コロナで優しくなれないあなたへ伝えるいのちの授業」というテーマでお話させていただきました。
少し重たいテーマでしたが、勉強していると、私たちのだれもが「いじめる側」になってしまう可能性があることにはっとさせられました。
人は頭で分かっていても大切な人やものを傷つけてしまう。その時には、苦しみ=希望と現実の開きがあること。仲間意識や正義感などが背景にあることなどをご紹介しました。
参加者の皆様にも、自らの辛かった経験を振り返っていただきました。少し気持ちが苦しくなった方もいらっしゃったかもしれません。
共演者の親泊さんのお話にも胸を打たれました。彼が児童養護施設でボランティアをしていた時、そこにいた子供達は
「自分がお父さん、お母さんに捨てられたのは、自分が悪いことをしたからだ・・」と思い、戻ってこない親の帰りをずっと待ち続けていたそうです。
「自分なんていなくてもいいのかな」と苦しい気持ちになった時、「そのままの君でいいんだよ」とまるごと認めてくれる人の存在は、自分を「これでいいんだ」と認め、また前を向いて歩く力になるでしょう。未来を担う子どもたちにとって「わかってくれる人」でありたい、そのような大人になりたいと、私自身も願いながら学習会を締めくくりました。
今回、難しいテーマを影でサポートしていただき、お話の機会を与えてくださった、ELC協会の千田恵子さん、小澤竹俊先生、浜田努先生には心より御礼を申し上げたいと思います。
そして3月14日は久保田千代美先生によるいのちの授業を予定しております。
テーマは「暮らしの保健室から見える風景」です
次回もぜひ、ご参加ください。