マチュー先生

家から歩いて行ける距離にある公民館で、「いのちの授業」を開催させていただきました。

(住民の方々にはfacebook掲載の許可をいただいております)

ハンズオン沖縄NPOの皆様、自治会長のつやこ様には多大なるご協力を賜りました。心より御礼申し上げます。

改めて、人との繋がりは、言葉では言い表せないほど温かく幸せなものだと感じました。

本当に大切なものは、決して目には見えないものです。

みんなが生まれてきて良かったと思える居場所、そんな地域を創ってゆきたいと改めて思いました。

子供向けのスライドなので、高齢者が自分ごとのように思っていただけるか少し心配でしたが、十分に届いたのかなと思います。

三線の名手であり、これまで一度も人前で涙したことのない明るく気丈な女性が、「初めて人前で涙が出ました」とおっしゃられました。

「私は父母を事故で亡くしました。アメリカ軍の酔っ払い運転の事故に巻き込まれて、、父母が今でもお空の上から私たちを支えてくれているだと気付かされ、、涙が溢れました。」

戦前生まれの女性は、太平洋戦争に巻き込まれ学徒動員となり、学校に行くことができませんでした。このため、学校教育を受けられず、文字を書くことができません。

ワークシートにご自身の支えを書き込んでくださいとお願いしても

「私は文字が書けないのに、、どうしてそんなこと言うのかね?」と苦しそうでした。

沖縄の歩んできた歴史を感じずにはいられませんでした。

地域の学校に通いながら猛烈な努力の末、現役医学部の合格を勝ち取った高校生が来てくれました。自分よりはるかに優秀で、将来有望な若者達から

「将来は長野先生のようなお医者さんになりたい」

と言われ、身の引き締まる思いがしました。

ハンズオン沖縄NPOは認知症行方不明者の捜索を主な活動としながら、学童の英語教育、しまくとぅばの普及、農業まで幅広く地域に貢献されています。音楽にも堪能で、歌もとても上手です。

私の名前は「長野」で、沖縄では浮いた名前です。そのため、ハンズオンさんで島の名前を考えていただきました。

松=マチュー

きのこ=ナーバ

2つを提示いただき、沖縄のみなさまに親しみある、マチューを選択しました。

松茸もマチューだからと思ったのです。

わんねー いさぬ まちゅーぐぁ やいびん

ゆたさるうにげーさびら

(私は医師のマチューといいます。よろしくお願いいたします)

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