クリニック開業のご挨拶

在宅クリニック開業のご挨拶

オランダ、フィンランド研修から帰国し、休む間もなく数日後にクリニックを開業しました(何たる無謀)。

たくさんの分からないこと、やらなければならないことが見えてきました。しかし、焦らず一歩ずつ、、地に足をつけ、支えとなってくださる方々のお力をお借りしながら頑張って参りたいと思います。

以下、簡単な所信表明です。

このたび、私は訪問診療をメインとするクリニック、いきがい在宅クリニックを開業し4月10日より診療を開始することとなりました。

未熟者ではありますが、皆様のお役に立てるよう最善を尽くして参る所存です。

何卒よろしくお願いいたします。

沖縄県立中部病院に勤務していた時から、沖縄で暮らす地域住民の方、医療職、介護職、福祉の方には大変お世話になり、たくさん助けていただきました。

尊敬する喜舎場朝雄先生のもとで働けたことは大変光栄であり、他では得難い経験となりました。世界に誇る研修病院、中部病院で過ごした10年間はこれまでの人生で最も濃厚な時間となりました。

在宅医として地域で活動する中で、田村浩介さん、親泊朝光さんをはじめとする、いきがいクリエーションの皆様、エンドオブライフ・ケア(ELC)協会の仲間と出会い、将来の夢、ビジョンを共有することがでました。

関わる人のいきがいをみんなで応援し、支え合い、まちづくりにも参画されている、そんな素敵な人々と一緒に働けることに幸せを感じています。

まずは診療をしっかり軌道に乗せながら、いきがいクリエーション様と力を合わせて、6丁目プロジェクトを進めて参りたいと思います。

また、私たちが大切にしていることに世の中のマインド創りがあります。地域の小中学校などで行う「いのちの授業」を継続し、ホスピスマインドを広める活動を続けて行きたいです。ホスピスマインドとは、たとえ解決困難な苦しみでも、穏やか(笑顔)で過ごせるよう、専門的な心のケア全ての人の人生に・・という意味です。

シン・ゆいまーるプロジェクトという名前はいかがでしょうか?

私の残りの人生をこれらのプロジェクトにかけたいと思います。

病院を出て一人での開業スタートであるため、色々を不慣れな部分、未知のことがあります。とりわけ、調剤薬局さん、訪問看護師さん、ケアマネージャーさん、事務職員さん達、業者さんにはシステムのことや連携等で色々とご負担、ご迷惑をおかけするかもしれません。どうか色々と御指南いただきますよう、お願い申し上げます。

最後になりますが、それぞれの地域で暮らす大切な皆様、ご家族の健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

長野宏昭

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